メディアレポート

春に新キャスターを迎えた平日夜のニュース番組。初回放送の視聴者分析

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春に新キャスターを迎えた平日夜のニュース番組

この春、民放各局の平日夜・ニュース番組が新キャスターを迎え、話題となった。
元NHKアナウンサーの小正裕佳子さんをサブキャスターに迎えた『NEWS ZERO』、古舘伊知郎氏の後任として富川悠太アナウンサーがメインに就いた『報道ステーション』、朝日新聞社・特別編集委員の星浩氏が就いた『NEWS23』そして、タレントの市川紗椰さんを迎えた新番組の『ユアタイム〜あなたの時間〜』の4番組だ。

今回は、この4つのニュース番組の改編後の初回視聴者について、Switchテレビ視聴データを用いた番組分析例としてご紹介したい。

◆新キャスターを迎えた平日夜のニュース番組
分析対象:平日夜ニュース番組

番組改編前からみていた人・ 新しくみた人の比率は?

新キャスターを迎えた4つの平日夜ニュース番組。4月改編後の初回放送をみた人は、改編前からどれくらいその番組(枠)を視聴していたのだろうか(図1)。

図1 初回放送をみた人は、改変前にその番組(枠)をどのくらいみていたか

初回放送視聴者を見ると、新番組であるフジテレビ『ユアタイム』は、同枠で放送していた『LIVE2016あしたのニュース&すぽると!』を改編前の4週間、一度も視聴していなかった人が28%含まれていた。

他番組を見ると、改編前4週にその番組を一度も視聴していなかった人は、各々2割前後と『ユアタイム』と比べると低くなっている。

フジテレビ『ユアタイム』は、大きく内容が変わった新番組であり、スタート前にキャスター出演変更などの話題も影響してか、初回視聴者の中に、それまで同時間帯にフジテレビを視聴していなかった人が多く含まれていた。

他方、テレビ朝日の『報道ステーション』は改編前4週で6回以上みていた人が41%、2日に1回以上(11~20回)視聴していた人が改編後・初回視聴者の2割以上を占めており、改編後も初回放送視聴者には、番組固定ファン層が多く含まれていたことがわかった。

平日夜ニュース 初回放送視聴者はどんな人?(性年代・職業)

補足として、春にキャスターをリニューアルした平日夜ニュース番組の初回視聴者の性年代や職業構成比についても見ておきたい(図2、図3)。

男女比を見ると、女性の構成比が最も高いのは『NEWS ZERO』で57%だった。
『NEWS23』や『ユアタイム』も女性が過半数となっており、唯一『報道ステーション』だけ男女比がほぼ等しい結果となった。

年代では、『NEWS ZERO』で女性20代以下が11%、男性20代以下が9%と若年層の構成比が高めとなっている。『ユアタイム』も女性20代以下は9%と高めだった。
図2 改変後・初回視聴者の性年代

最後に職業構成比だが、『NEWS ZERO』は「主婦」が約2割、「学生・小学生以下の子ども」も10%と他番組よりもやや高い傾向があった。

図3 番組改編後・初回視聴者の職業

調査概要

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4月14日(木)夜の熊本地震発生以降、各局の平日夜のニュース番組では、報道特番への切り替えなど通常の番組放送と異なる状況になっていました。そのため今回は、継続視聴状況については割愛し、初回放送のみの分析結果をお伝えしています。

スイッチ・メディア・ラボでは、今後もテレビ視聴データを活用した分析例やコラムを公開していきます。ご期待ください。

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